こんにちは。マカロンの味の違いが分からない青二才です。
色が違うのは見れば分かるんですがね。かき氷シロップと同じ理屈なのでしょうか。
さて本題です。賃料が安い物件。1ヶ月あたりに支払わなければならない固定費用が安い物件ということです。
基本的に誰もが極力賃料の安い物件に入居して余計なお金を払わないようにしたいと考えるのではないでしょうか。

そんな賃料安い物件には「住んでみないと気付けないデメリットがある」ってご存知でしたか?
今回の記事は実際に賃料の安さだけで部屋探しを行い、実際に住んでから後悔した経験を持つ私が自身への戒めのために書かせて頂きます。
もしアナタが「賃料を行けるところまで下げて生活したい」と考えているのならば、是非この記事を読んで隠れたリスクまで把握して頂ければと思います。
先に結論をまとめさせて頂き、後程詳細を解説しますね!
〇賃料が安い物件に住むデメリット3選
1.安い物件には「安い理由」が必ずあるものなんだなと実感する
2.賃料は安い。でもそれ以外に掛かる費用が高くなり本末転倒
3.同じ建物に住んでいる人たちの民度が低い(ことがある)
では説明していきますね。
安い物件には「安い理由」が必ずあるものなんだなと実感する
まずトップバッターの登場です。掻き回していきますよ。

そもそもなぜ賃料が安い物件が存在しているのでしょうか?
物件を借りれるということは裏返せば誰がが貸しているということ。
物件には必ず貸主(オーナー)が存在します。
借主(入居者)から賃料を受け取って売上を得ている以上、出来るだけ高い賃料で貸した方がオーナーはウハウハになりますよね。
しかし高い賃料に見合うだけの価値がなければ、その物件を借りてくれる人は現れません。空室になってしまうと本来貰えるはずだった賃料収入が0円になってしまうので、オーナーにとってはシオシオ案件です。
こういったバランスのもとで「賃料」や「物件価格」は上がったり下がったりするのです。
そんななかで周囲の物件よりも賃料が安い物件というのは「借りたい人にとって魅力がない」とずっと毎年のように判断され続けている物件なんですよ。
賃料が高くてもすぐに借主が見つかる物件=高い賃料に見合うだけの価値がある(需要高い)
賃料が安くても決まらない物件=安い賃料にすら見合わないほど価値が低い(需要低い)
具体的な例をいくつか挙げてみますね。
〇駅から遠くて徒歩だと20分以上掛かる物件
〇梅雨の時期になると雨漏りしてしまう物件
〇1Fの部屋が道路に面していて防犯面が不安な物件
〇物件近くに買い物施設がなく、生活が不便。
〇お墓が近くにあって夜出歩くのが怖い物件(恐怖)
〇建物が古くて部屋の中にいても冬が寒すぎる物件
〇しょっちゅう部屋の中に虫が入ってくる物件
などなど細かく上げるとキリがないですが、何らかの理由で価値がないと判断されている物件の賃料が安くなる傾向にあるということです。
例えばバス・トイレが同室のように間取図を見れば分かるようなものは、覚悟のうえで入居出来るためまだマシな方なんです。上記にように実際に住むまでは気付けない「安い理由」が賃料の安い物件には大体ありますので、入居時+αの覚悟を持って挑むようにしましょう。
ちなみに私の場合、内見の時は晴れだったので気付かなかったのですが。。。
「雨の日になぜか室内がカビ臭くなる」個性を持った物件でした。

室内干しすると服に部屋の匂いが付着して最悪だったのを思い出しますわ。
賃料は安い。でもそれ以外に掛かる費用が高くなり本末転倒
続いてはこちらです。確かに賃料は安いんだけど、、、ってやつですね。
具体例で見てみましょう。
前提条件は一人暮らしでワンルーム。
家賃60,000円で良い設備、立地の物件に住んでいるA君。
家賃40,000円で設備や住環境に魅力がない物件に住んでいるB君。
A君
家賃 ➡60,000円
最寄り駅までの通勤・通学方法 ➡駅近なので徒歩=0円
ガス設備 ➡都市ガス。月額3,000円
周辺環境 ➡物価が比較的安価なスーパー・ドラックストア・飲食店など充実。
1日あたり1,000円の出費として月間で30,000円
エアコン ➡物件の設備として付いている。壊れたら無償で直してくれる。
ガスコンロ ➡システムキッチンなので設備として付いている。当然0円
賃料+賃料以外で間接的に掛かっている月額費用:93,000円
B君
家賃 ➡40,000円
最寄り駅までの通勤・通学方法 ➡駅から離れているので自転車利用。
駅前の駐輪場を契約して月額3,000円
ガス設備 ➡プロパンガス。月額6,000円
周辺環境 ➡近くにスーパー系なし。コンビニ利用メイン。飲食店少なく宅配多い。
1日あたり1,500円の出費として月間で45,000円
エアコン ➡残置物なので壊れたら自己負担。6畳用で安くても50,000円くらい。
ガスコンロ ➡自分で買って設置する。10,000円くらい。
賃料+賃料以外で間接的に掛かっている月額費用:94,000円
その他設備が壊れた時に支払わなければならない費用が発生するリスクあり。
※設置物・・・以前までの入居者が購入した設備でそのまま残っているもの。
オーナーが購入した訳ではないので壊れても保証はしてくれない。
少し極端な例になりましたが、結果的にB君の方が住宅に掛かる費用が高くなっちゃいました。

賃料が安い物件は設備や周辺環境までちゃんと把握しておかないと余計な費用が掛かるかもしれないってことですね!
もちろんB君が色々我慢すれば余計な費用は掛かりません。
駅までどんなに遠かろうが毎日徒歩で最寄り駅まで行けば0円です。
プロパンガスだろうが極端にガスを利用しなければ都市ガスと変わらない料金を目指すことも出来るでしょう。
残置物のエアコンが壊れたとして、どんなに暑くても寒くても我慢すれば余計な出費は発生しません。
しかし根本的な問題としてもしもその我慢が苦痛でしかないならば、貴重なプライベートを不愉快な気持ちで過ごすことになってしまいかえってストレスが溜まります。
住んでからそんな状態になるくらいなら、もう少し賃料の高い部屋に住むことも検討した方が良いでしょう。

ここで重要なのは「賃料を極限まで安く抑えようとするよりも、賃料を抑えながらも自分がある程度便利に暮らせる条件とのバランスをしっかり考えた方が良い」ってことです。
家賃50,000円を上限に探しているなら、家賃55,000円~60,000円くらいまでの物件も確認しつつ、住宅に掛かる費用をトータルで考えてから比較検討するのがオススメです!
さっきの例のように家賃が高い物件の方が住宅費用として総合的に考えたときに安くなるケースもあります。
個人的には特にプロパンガス(LPガス)の物件に住むのはオススメしません。都市ガスと比べて下手したら2倍以上料金が高いので、ガスを使うのを躊躇ってしまうんですよね。結果として大好きな長風呂を楽しめなかったり、煮込む系の料理を選択肢から外してしまったりとあまり満足いく生活が出来なかったことを覚えています。
また設備についてもそうです。壊れなかったとしても古いエアコンは効きが悪かったりします。
賃料が安い物件は設備もかなり古いからこそ、人気がなくて安いという相関関係があるのかもしれませんね。
同じ建物に住んでいる人たちの民度が低い(ことがある)
こんなことはあまり言うべきではないのかもしれませんが、賃料が極端に安い物件には一体どんな人が住んでいるのでしょうか?

賃料をとにかく抑えたい!という理由で住んでいる人ばかりではないんです。
端的に言えば「お金がなくてその水準の物件にしか住めない人」が住んでいる可能性があります。
差別的な表現は好きではありませんが、私や私の友人が実際に体験した事例は以下の通りです。
〇スイッチが入ると自分の子供に10分以上怒鳴り続けるシングルマザー。
子供が泣き喚いてもほぼ毎日。内容も聞こえてくるがかなりの暴言。
〇引っ越し作業中に怒鳴り込んでくる旦那さん。
〇何かあるとすぐに管理会社へ苦情を入れる特定の入居者。
頻繁に管理会社から色んな種類の注意文章がポストに入っていました。
例.「夜19時以降は洗濯機を回さないでください」
〇間取り1Kの物件に8人で住んでいる、忍者みたいな外国人入居者。
傾向としては「他者への攻撃性が強い」「すぐに怒鳴ったり殴ったりする」「思い通りにいかないと癇癪を起こす」みたいな人が多いイメージです。
また最後の外国人についても問題ですね。エリアによりますが比較的外国人が多い場所では「物件自体がスラム化」してしまう可能性もあります。

靴を玄関で脱がない、狭い部屋にたくさんの人数で暮らすなど、価値観や文化が異なる人たちが近くに住んでいると結構なストレスになります。
当然賃料が安いからと言って全ての物件がこうだと決めつけるつもりはありません。
が、あくまで傾向として賃料の安い物件には「民度の低さという実際に住んでみなければ気付きにくいデメリット」が潜んでいるリスクがあることをお忘れなく。

ちなみに管理会社目線でも、物件の賃料をあまりに安くし過ぎると入居者のレベルが下がるのは事実として受け止めていますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少々癖の強い内容となってしまいましたね。
最後にここまでに述べてきたデメリット3選の内容を踏まえたうえで、それでも安い物件に住みたい人用に微力ながらアドバイスさせて頂きます。
1.安い物件には「安い理由」が必ずあるものなんだなと実感する
➡その理由を内見時に気付けなかったとしても、必ずどこかしらに安い理由があるんだと覚悟して入居の申し込みをして下さい。恐らく住んでみてから何かしらに気付く時が来ますが、その時に覚悟していればむしろちょっと笑えるかもしれません。「なるほどなるほど~」
2.賃料は安い。でもそれ以外に掛かる費用が高くなり本末転倒
➡さっきも書きましたが、もう少し賃料が高い物件も視野に入れましょう。そのうえで極端に条件が変わらないようなら、気にせず申し込んでも良いと思います。「5,000円高い物件でもプロパンガスか。駅には2分近いけど他の条件は対して変わらないしどっちみちプロパンガスなら賃料安い部屋にしよう」
(めっちゃ賃料を高くすれば理想の物件レベルになると思われますが、それこそ本末転倒です!)
3.同じ建物に住んでいる人たちの民度が低い(ことがある)
➡不動産会社に紹介して貰う前に、直接その物件を訪ねてみよう。部屋の中までは見れないけど、物件の集合ポストや駐輪場・駐車場、ベランダ側の雰囲気とかで察せる場合があります。「なんかあの部屋異様にカラフルな洗濯物が大量に干されてないか??」
※民度はどこまで行っても住んでみないと100%把握出来ないので、そういったリスクがあるんだと認識しておくことが大切です。

私は無知なまま賃料の安さだけに目が眩んで選択してしまいましたが、皆様はちゃんとこういった仕組みまで理解して判断して下さいね!
ちなみに私は割とすぐ引っ越しちゃいました。
一人暮らし時代における「都市ガス&オートロック&浴室乾燥機」は最強でしたね(笑)
では。
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